2010年08月07日

『雑貨コレクターの旅スタイル』森井ユカ

2009年に河出書房新社から出ていた 森井ユカさんの本。
日頃から 人の旅のスタイルには興味があるので、図書館で
見つけて隅々まで熟読。内容もビジュアルも楽しい本でした。

著者は、『スーパーマーケットマニア』シリーズで知られる
雑貨コレクターであり、本業は立体造形作家だそう。本書は
これまで22カ国約700日を旅した著者が、旅の準備の仕方や
旅先での過ごし方 旅の思い出などを項目別に収録。

数々の旅をしている著者だからこそ、ホテル選びや荷造りの
こだわりがあり 共感したり感心しながら 沢山の写真を
見ていると、こちらも旅したい気持ちが高まります。

特に面白いと思ったのは、旅先で書いているノートを公開した
ページや、必ず持って行く文房具等の道具の紹介。また、
中国・スペイン・北朝鮮・香港の旅のコラムは、とても興味
深い内容でした。著者の旅の歴史が、軽快に語られています。
ヨーロッパ・アジア・アメリカなど、旅先が偏っていないのも
良いですし、トイカメラのコレクションまであり。

旅の写真も沢山載っていて、美味しいモノや街角の風景など
旅好きなら引き込まれてしまうページが、きっとあるはず。
ガイドブックのような実用性は低くても、様々なアイディアや
見ているだけでも楽しいページに わくわくする一冊。

4309271154雑貨コレクターの旅スタイル
森井 ユカ
河出書房新社 2009-06-19

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おまけに、もう一冊。
解剖学者の養老孟司さんの 語り下ろしエッセイ。

前半部分は、「旅する脳」についての16の小さな話で
旅している時の思考の変化や 著者の旅についての
エピソードが語られています。語り下ろしなので
難しい話ではなく、すっと読めて かなり面白い!
「人はなぜ旅に出るのか」「日本人はなぜ記念写真好き?」
など思わず なるほど!と納得する言葉が詰まっています。

旅以外のパートも、生きるヒントになるような楽しい
お話ばかりだったので 夏の読書にいかがでしょうか。

4093878390養老孟司の旅する脳
養老 孟司
小学館 2009-03-26

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2009年07月12日

沢木耕太郎『旅する力』深夜特急ノート

文庫化を待っていたら、友人が貸してくれたハードカバー。
それは昨年発売された 『深夜特急ノート 旅する力』。
深夜特急シリーズと同じくカッサンドルの作品を用いた表紙。

帯には、「深夜特急最終便 遂に刊行」と書かれているものの
直接的に繋がる内容ではなく、沢木氏が10代の頃の旅や
ライターとして仕事を始めた頃の様子、ユーラシアの旅に
出るまでなどを改めて振り返ったエッセイ集。

旅の資金はどうしたのか、なぜ乗り合いバスの旅を選んだのか
なぜデリー発ロンドン行きを選んだのか等、深夜特急ファン
には番外編とも言えるでしょう。内容は、雑誌「コヨーテ」
の特集と重なる部分もあるようです。

ノンフィクション作家として仕事を受け、取材を始めた
頃の話が長く 沢木氏に興味がない方にはおすすめしませんが
フリーランスである私には、なかなか興味深い内容でした。

また、ユーラシア横断の旅を終えて 「深夜特急」を書き出す
までの流れや 書き終えるまで何年もかかったことの理由も
語られています。リアルタイムでは読めなかったので、
知らないことも多くありました。

「旅には適齢期というものがあるのかもしれない」と題された
章は、とても共感できるもので 沢木氏同様に20代半ばに
バックパッカー旅行をした私にも響きました。30代のいま
20代とは違ったスタイルの旅を 楽しんでいるからです。
そして、当時のような旅はもうできないとも感じています。

現在では、世界一周や長期旅行をする人も 旅行記を書く人も
珍しくはなくなりましたが やはり沢木氏の功績と影響は
計り知れません。「深夜特急」を読み直したくなりました。

4103275138旅する力―深夜特急ノート
沢木 耕太郎
新潮社 2008-11

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2008年07月28日

『70円で飛行機に乗る方法』・・とは?

宝島社新書で、気になるタイトルを見つけ 手に取りました。
著者は、最近何かと話題のクリエイター 高城剛氏。副題に
「マイルを使わずとも超格安で旅行はできる」とあり、すぐに
LCCのことだなとピンときました。

「70円で・・」というのは、いささか大げさな表現です。
実際には空港税や燃油サーチャージがかかりますし、日本では
それほど格安の航空券は 今のところ見つかりません。でも、
本書は 航空券の買い方マニュアルではありませんでした。


LCCとは「ローコストキャリア」のことで、ここ10年ほどで
生まれた 低コスト戦略の新興エアライン。ITの普及により
ウェブ上で低価格の航空券を販売し、欧米やアジア各国で成功
を収めています。そうした世界の航空業界の現状を紹介して
いる第一章。LCCのメリット・デメリットが分かりやすい。

変わって第二章では、航空業界のエコと最新技術について触れ
地球と空の未来にも目を向けています。初めて知るデータも
多く興味深い内容でした。

そして、本書の核となっているのが 第三章「問題だらけ!?
日本の航空事情」。大手航空会社の市場独占や、成田と羽田の
空港の関係、地方空港の問題など。世界のハブ空港を比較に
出すことで日本の空の現状を浮き彫りにしています。
ロンドンをベースに 世界を飛び回る著者だからこそ、日本の
航空業界の閉鎖性や世界との隔たりを リアルに語ります。


最後に、第四章は 著者から旅人へのメッセージ。現代若者の
海外旅行離れというニュースを私も最近知りましたが、世界の
空の現状を知ることで 旅の選択肢が広がるかもしれません。
著者によれば、2010年には航空業界はさらに大きく変化する
とのこと。今読むからこそ、面白い内容だと思います。
気軽に飛行機に乗って旅に出たい・・そう思える一冊でした。
479666361470円で飛行機に乗る方法 マイルを使わずとも超格安で旅行はできる [宝島社新書] (宝島社新書 274)
高城 剛
宝島社 2008-06-07

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2008年07月01日

出発以前の海外旅行の「クスリ箱」

お久しぶりです。先月は、6年ぶりにバリ島に行って
きたところです。ホテルでのんびり過ごす旅だったので
読書もしましたし、帰国してからも梅雨時は本を読むことが
多くなりました。紹介したい本が溜まっていますが・・


今年の春に出た講談社文庫の中で、気になる本がありました。
海外での医療活動に多く携わってこられたお医者さんが、
海外旅行をする日本人に向けて 旅行中にかかる病気について
分かりやすくまとめた本です。

もともとJAL系月刊誌『Agora』に連載されていたものなので、
エッセイ集のように読みやすく、著者の海外での様々な体験談
が盛り込まれているので 読み物としても面白いものです。

一般的な観光地を訪れる場合、恐ろしいのはテロや強盗よりも
感染症などの病気だと私は思います。予防接種の必要がない
地域でも、蚊やダニによる感染や食中毒など多くの危険性が
あり、慣れない環境での熱中症や風邪も 注意が必要です。


本書では、まずどんな原因で何の病気にかかるか、その症状と
現地での予防・治療について、また食事についての注意点。
さらに「文化の違いは医療の違い」と題して、地域・国別の
医療事情にも簡単に触れています。そして最後には、もしも
病気になったら・・という対処法まで。

予防法を知っていれば防げる病気も多いですし、万が一
旅先で具合が悪くなるようなことがあっても、最低限の知識が
あれば慌てることはありません。また症状によって、一刻も
早く病院に行かなければ危ない病気や、潜伏期間が長いために
帰国後に発症するものもあります。


私自身、今まで旅先で具合が悪くなることも度々ありましたが
こうした本を何冊か読んでいたので 原因は何か、熱はないか
など冷静に判断し 病院のお世話になるほどのことは今まで
ありませんでした。また、常備薬の準備も毎回怠りません。

素人判断はおすすめできませんが、予備知識も無く何も
知らずに海外に出ることのほうが 余程怖いことです。
旅行に保険をかけるのと同じように、旅先で自分の体を
守る為に 本書を読むことをおすすめします。良い旅を!

4062811898出発以前の海外旅行の「クスリ箱」 (講談社+アルファ文庫 B 65-1)
大利 昌久
講談社 2008-03-19

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2007年04月11日

『デザインで選んだ世界のエアライン100』

最近 月イチ更新になってしまい申し訳ありません。
でも引越しが近いというのに、良い本を見つけると
買わずにいられず 本に囲まれる日々を送っています。

まずは書店で表紙を見て、手に取った一冊の文庫。
『デザインで選んだ世界のエアライン100』は、カラー
写真満載で 世界各国のデザインに優れた(楽しい)飛行機を
集めたカラフルな一冊。航空写真家・チャーリィ古庄氏が
世界各地の空港で撮影した写真と共に、そのデザインに
まつわる解説がついています。

100の機体は、色やシンボル別に分類されていて、
中には「特別塗装」といった項目もあるので 今までに
見たこともない飛行機の「デザイン」がいっぱいです。
空を飛んでいる姿だけでなく、空港や自然を背景にした
写真は 見ているだけで旅の気分を盛り上げます。
小さな辞書のような文庫の手軽さも、嬉しいところ。
飛行機を観るのが大好き!な方におすすめ。
4777906833デザインで選んだ世界のエアライン100―チャーリィ古庄フォトコレクション
チャーリィ古庄
えい出版社 2007-01-10

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2007年03月13日

夢の『世界一周航空券パーフェクトブック』

昨年秋に発売されたころから気になっていた一冊が
今年に入っても、amazon.co.jpをはじめ旅本の売り上げ
一位をキープしている模様。確かに楽しい本なのです。

『世界一周航空券パーフェクトブック』は、航空各社の
世界一周航空券を取り扱う「世界一周堂」がまとめた
ガイドブック。世界一周航空券のルールや制約を解説し、
旅行プラン作りのアドバイス、究極のモデルルート提案
まで。エコノミークラスなら30万円台から可能!という
内容に驚く人も多いのでは?細かいところまで網羅した
充実のガイドブックになっています。

また、時間的にも予算的にも 世界一周なんて無理という
場合でも、カラー写真たっぷりに世界の絶景・美しい都市
建築・遺跡を紹介している本書は 目で楽しめる内容に。
地図が好きな私は、航空券の種類による就航図を眺めて
いるだけでも、旅のプランが浮かんで夢の旅へ・・。
今すぐでなくても、いつかのために読むのも良いでしょう。

今まで世界一周というと、「深夜特急」の世界のように
バックパッカーが何年もかけて旅をするというイメージが
強かったのですが、この本では世界一周航空券さえ手に
入れば、誰でも夢の世界一周が手軽にできると思わせる
説得力があります。旅行者たちの経験談も参考になり、
いつかできたらいいな!と新たな夢が膨らみました。
4023303755世界一周航空券 Perfect Book
世界一周堂 地球一周コミュニティ
朝日新聞社 2006-10-06

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2006年11月14日

岡尾美代子さんの『Room talk 2』

旅の達人としても知られる スタイリスト岡尾美代子さん
のエッセイ集 第2弾。表紙の可愛らしさに、手に取る人も
多いのでは? どこかノスタルジックなポラロイド写真や
つぶやきのような言葉、紙質の心地よさも愛おしく思える
暖かい一冊。

イギリス・中国・ロシア・ドイツ・スウェーデン・ルーマニアなど
世界各地の旅先でのできごと、感じたこと、見つけたもの・・。
エアライングッズにも詳しく、ロシアのダリビア航空のものなど
興味深いページも。物選びのプロである岡尾さんの、行き先
別のワードローブ紹介も見逃せません。

これからも気ままに、3・4と続けていただきたいシリーズ
です。旅の思い出のまとめ方なども、とても参考になります。
4480877592Room talk 2
岡尾 美代子
筑摩書房 2006-09-14

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2006年08月03日

日本でも?『皆既日食ハンターズガイド』

2009年7月、屋久島や奄美大島周辺で皆既日食を観ることが
できるのをご存知でしょうか。日本で皆既日食が観られるのは
なんと46年ぶりのこと。そしてこの先も2035年まで、国内
で観ることはできないそう。

そもそも「皆既日食」とは、本書によれば「太陽が出ている日中に
月と地球の上にいる自分が一直線上に並ぶ天文現象」のこと。
月が太陽をすっぽりと隠してしまうので、昼がまるで夜のように
暗くなり、普段は直視できない 太陽の光の輪(コロナ)や紅炎
(プロミネンス)が観えるという現象に感動するらしい。その感動
を味わうためには、エクリプス・ハンター(日食を追う人)となって
日食を求めて旅をする必要があり、そのガイドとなるのが本書。


『皆既日食ハンターズガイド』では、観測の仕方だけでなく まず
宇宙と日食の仕組みを解説する天体編、続いて 人類と日食の
関係を解く歴史編から始まります。そして、実際に観測するには
という観測編と、日食を楽しむイベントをレポートしたフェス編、
最後に今後3年間のうちに皆既日食を観られるエリアのトラベル
ガイド付き。もちろん2009年日本の皆既日食エリアも詳しい。

ガイドブックとしてだけでなく、皆既日食や世界のフェスの写真が
多く楽しめるほか、実際に日食を目撃した著名人のインタビュー
も興味深いところ。サブカルチャー雑誌STUDIO VOICEの別冊
なので、日食に関する映画・音楽・本を紹介しているのも嬉しい。
今後、関連書籍が多く出るかと思いますが、本書は皆既日食
観測の入門書として 全190ページの広く充実した内容である
と言えます。

一度観たらその感動が忘れられず、何度も追いかけてしまう
という不思議な皆既日食。2009年国内で体験できると知り、
どうにか観に行けないものかと きっと待ちきれなくなるでしょう。
4900785385皆既日食ハンターズガイド
eclipseguide.net
INFASパブリケーションズ 2006-02

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2006年04月16日

『旅、ときどき厨房』森枝卓士

旅先で、その土地のごはんを食べるのが私は大好きです。
先月のタイやカンボジアでも、お腹のことなど気にせず
屋台や食堂の料理を毎日味わってきました。どこへ
行っても、視覚的な印象は薄れていくのに「美味しい」と
感激した料理のことは、ずっと覚えていたりするのだから
不思議なものです。料理上手だったら良いのですが・・。


さて、本書は世界各国を旅されているフォトジャーナリスト
森枝卓士氏の 旅と食事に関するエッセイ集です。森枝氏は
東南アジアなどの食文化の本をたくさん出されているよう
ですが、本書を読んだのが初めてでした。

目次を見ると、トリッパ・・イタリア、香菜のサラダ・・中国
などと30種類以上のメニューが並んでいます。レシピなどの
ついたお料理本とは違って、普通のエッセイのように読めるの
ですが、「ときどき厨房」とタイトルにあるように、著者が
旅先で味わった料理を 家庭で工夫して再現する様子を
細かく描写しているので、まるで厨房の音や匂いが伝わって
くるようなのです。あぁ、お腹が空いてきます。

極めつけに、写真家でもある著者の撮影による 料理写真の
美味しそうなこと・・・。調理法だけでなく、食材や食文化
にも造詣が深いので、自分の知っている料理にも新しい発見が。
そして何よりも、文章が軽やかであり男っぽく、リズムが良い
ので読んでいて楽しい一冊でした。
4591085996旅、ときどき厨房
森枝 卓士
ポプラ社 2005-04

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2006年03月18日

椎名誠『風の道 雲の旅』

帰国してから一週間以上がたちましたが、日焼けした
肌はますます黒くなっているような気がして 今頃に
なって美白パックをしています・・。そんな旅先に
持っていった文庫本をご紹介。

やはり旅先に合わせて、持っていく本というのは悩む
ものだと思いますが、今回タイの島のビーチで読んだ
のは、椎名誠さんの『風の道 雲の旅』という旅の本。
もともと女性誌に連載されていた、24のショート
エッセイとモノクロ写真を納めたもの。

ある時は、モンゴルの草原、またある時はシベリアの町。
石垣島・アフリカの海岸・どこか南の島・・。椎名さんが
旅先で出会った人や動物のこと、ふと不思議に思ったこと
などが静かに語られていて、モノクロの写真からはその
場所の空気や音や色が伝わってくるような気も。

タオ島という小さな島のビーチで、ひとり砂の上に座って
この本を読んでいました。「どうも風景というものは、
その風景が消えてしまったあとで実に意地悪く、その本当
のところをつたえてくるらしい。(本文)」なんていう文章を
読みながら、この風景はいつか忘れてしまうかもしれない
けれど、こうして海辺で贅沢な読書ができたことはずっと
忘れないだろうな・・と青い海を見ながら思ったのでした。
4087477479風の道 雲の旅
椎名 誠
集英社 2004-10

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2006年01月13日

『海外旅行のハローワーク』島村麻里

副題は、「旅行好きのためのお仕事ガイド」。もう
仕事を持っている自分にとっては就職案内なら必要ない
のですが、本書は旅行好きなら誰でも楽しめる内容に
なっていました。知恵の森文庫の新刊です。

もともと『地球の歩き方WEB通信』で連載されていたもの
だそうで、フリーライターの島村麻里さんが 海外旅行を
支えるお仕事に関わる人々に直接取材。パイロットや整備士
など飛行機に関わる仕事、グランドスタッフ・エアポート
リムジン・免税店など空港関係、機内食・機内設備のお仕事
そして、旅行代理店や空港周辺ホテル、最後に検疫・税関。
インタビューは、仕事の内容から印象深いエピソード、就職
するためのアドバイスまで初心者にもわかりやすいもの。
海外旅行にまつわる「へぇ〜」と感心するエピソードも満載。

今までパイロットやキャビンアテンダントの本は、何冊か
読んだことがありますが、国際線のタイムテーブルを作る
方や、航空管制官、検疫・税関の職員のお話は貴重です。
私たちが無事に旅行するために、こんなに沢山の方々が日々
支えてくださっているのだと感動してしまいました。

また、やりがいのある楽しい仕事は沢山あるけれど、ラクな
仕事は一つもないということを再認識し、自分の仕事に誇りを
持ってがんばっていこうと励まされる一冊でした。
4334783945海外旅行のハローワーク
島村 麻里
光文社 2005-11-08

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2005年12月26日

レシピつき『世界のホットドリンク』

外苑前のリブロで見つけた新刊、「世界中どこを探しても、
一杯の温かい飲みものがある」というコピーに惹かれて購入。
美味しそうなマグカップの写真と、ビニールカバーも嬉しい。

世界各国から85種類ものホットドリンクの特徴やレシピを
写真と共に紹介。アイルランドのアイリッシュ・コーヒー、
アメリカのエッグ・ノック、ドイツのグリュー・ヴァイン、
チベットのバター茶、グルジアのグルジア紅茶などなど。
日本からは、甘酒・しょうが湯・煎茶などが登場。

ただドリンクを紹介するだけでなく、ポエムや旅写真のページ
があったり、「あなたの思い出のホットドリンクは?」と世界
各国にお住まいの20人にインタビューも。お茶菓子も少し。
お茶やコーヒーそれぞれの飲み方や効果、歴史まで知ることが
できるので、読み応えもあります。レシピに上手に入れるコツ
などがさりげなく付け加えられているのも親切。

簡単に旅先の気分を味わえて、ほんわりと幸せな気持ちに
なれるホットドリンク。寒い冬には、一段と美味しいものに。
お気に入りの一杯を探してみませんか?
4903267075Hot Drinks around the World 世界のホットドリンク
プチグラパブリッシング 2005-10-22

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2005年12月07日

集めたい!『エアライングッズコレクション』

またまたエイ出版の本になりますが、2004年のムックより
「大空からの贈り物」と題されたエアライングッズ本。
A4サイズ160ページに、世界のエアライングッズが大集合。
エアライン好き必見の一冊になっています。

カタログ的にグッズが並んだページもあれば、ユニフォーム
の歴史や飛行機の話など読み応えもあり。ひとくちにグッズ
といっても、機内で配られるアメニティ・限定ものの記念品
バッグ・ウェア・ぬいぐるみまで様々。中には、今は無き
パンナム・ブラニフ航空・コンコルドにまつわるお宝も。

実際にコレクションすることができなくても、本書はデザイン
の宝庫として楽しむことも可能。記念切手やステッカー、ポスター
さらにはゴミ袋まで!各社工夫を凝らしたグラフィックの世界
を一度に見られるのはシアワセです。ロゴデザインの秘密も
解き明かされています。ちなみに我が家のお宝は・・日本航空の
古いエアラインバッグ。(←フリマで安かったもの)
4777901815エアライングッズコレクション―大空からの贈り物
〓出版社 2004-08

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** ヴィンテージを集めた続編も出ました。
4777904512ヴィンテージエアライングッズコレクション
エイ出版社 2005-11-19

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2005年11月16日

石川直樹『全ての装備を知恵に置き換えること』

ここのところ毎日少しずつ、ゆっくりと味わいながら
読んでいた旅本をご紹介します。書店の新刊コーナーで
この本を見つける前日に ちょうど石川直樹さんの
チョモランマ登頂の映像をケーブルテレビで見ていて、
若いのにすごい人がいるんだなぁと感動していたところ
でした。1977年生まれの冒険家です。

北極から南極までを人力で縦断した「POLE TO POLE」の
プロジェクトや世界7大陸最高峰登頂の成功で知られる
著者は、様々な雑誌媒体で旅のエッセイを書いています。
それらを一冊にまとめた本書では、海・山・極地・都市
大地・空の章にエッセイを分類し、石川直樹氏のフィールド
の広さと豊富な経験を感じさせるもの。

舞台は日本各地であったり、南極やヨーロッパ・アフガンなど
さまざま。チョモランマ登頂の時のドキドキ感や極地で見た
オーロラの姿が、瑞々しい感性を通じてリアルに届きます。
冒険家としてだけでなく、表現者としても素晴らしいものが
あると感じさせられます。モノクロの風景写真も収録。

やはり一番興味深いのは「極地」と「山」の章で、グリーンランド
の星の話・シロクマと向き合ったときの緊張・チョモランマと
宇宙の関係などが語られています。旅行者としては、旅先での
食事やお酒、読書の話もまた楽しめるでしょう。

透明感があって温かみのある言葉の数々から、この地球で
生きていくために大切なものが見つかるかもしれません。
4794966814全ての装備を知恵に置き換えること
石川 直樹
晶文社 2005-09

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2005年10月29日

『アパートメント 世界の夢の集合住宅』

APARTMENTといっても、木造2階建てのアパートの本では
なく、欧米の著名な建築家による集合住宅を紹介したもの。
表紙は、Unité d'Habitation(Le Corbusier設計)。
他にも、ガウディのカサ・ミラ、ミースのレイクショア・ドライヴ、
フンデルトヴァッサー・ハウスなど 世界の集合住宅が18棟。

建築の専門書ではなく、主に美術を扱うコロナブックスシリーズ
なので現地で取材された写真がたっぷりと載せられていて、まず
それぞれのの造形に目を奪われます。写真は、外観だけでなく
居住空間や住人にもクローズアップしていてお宅訪問の気分。
堅苦しい雰囲気などなく、遊びまわる子どもたちやご老人の
笑顔と共に、世界の有名建築が紹介されています。

ひとつの集合住宅を、7〜10ページ使ってじっくりと見せて
いるので、まるで世界を点々と旅している気分も味わいながら
ページをめっくっていました。現在も住人がいるので、なかなか
見学ができない場所も、こうして読むことができるのです。
こんなところに住めたらと想像するも良し、インテリアの参考に
するのも良し、集合住宅の歴史を知るのも良し。
いつか訪問できることを楽しみに、こっそり下調べしておきます。
4582634001アパートメント―世界の夢の集合住宅
植田 実
平凡社 2003-01

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2005年10月25日

coyote no.8 『深夜特急』ノート

創刊当時から良い雑誌だなぁと気になっていたcoyote
(コヨーテ)。『SWITCH』 の出版社だから、絶対にこの
特集は組まれるだろうと予想していたので、嬉しい。
今月発売されたno.8は、沢木耕太郎さんの『深夜特急』
ノート・旅がはじまる時。

プロローグに沢木耕太郎「旅を作る」そして、本人による
エッセイ「旅の掌編」。そして旅先から書かれた手紙の
公開、「旅をすすめる16冊の本」紹介もたまりません。
また1977年に発表された香港流離彷徨記も転載。読み
応えたっぷりのノートになっています。

興味深かったのは、『深夜特急』に関わった編集者の方々
の回想や装丁家のお話。また7ページにもわたる森本哲郎
さんと沢木さんの対談「最後の旅」は必読です!

250ページ近い分厚さで、紙もしっかりとしていてまさに
永久保存版の一冊。こんな雑誌を待っていました。下記の
coyoteホームページで、内容の一部を見ることができます。

*** スイッチ・パブリッシング『coyote』ホームページ
http://www.coyoteclub.net


*** amazon.co.jpでも発売中。
4884181395コヨーテ―Magazine for new travelers (No.8(2005November))
スイッチ・パブリッシング 2005-10

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*** この30年で、シリーズ600万部突破だそうです。
4101235058深夜特急〈1〉香港・マカオ
沢木 耕太郎
新潮社 1994-03

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2005年10月10日

原田宗典『旅の短篇集 春夏』

秋の夜長に 良い夢を見たいなら、こんな本をお薦めします。
Short Stories of Travels 『旅の短篇集』は、世界各地を
舞台にしたちょっぴり不思議な物語ばかり。文庫で、見開き
2ページにひとつの短篇なので、1分間のショートトリップ
をいくつも楽しめるのです。

旅先は、ブエノスアイレス・ルクソール・ロンドン・パリ・ケニア
ウィーン・シンガポールなど様々。主人公が旅先で出会った
不思議なことやお土産の謎。日常生活に戻ると忘れてしまう
ようなちょっとした旅先での面白い出来事、旅人の目線で
描かれた幻想的な物語を楽しむことができました。

原研哉さんのカバーデザインや、本文がすべてブルーインクで
あるというこだわりもあって、枕元に置いておきたい一冊に。
不思議で爽やかな読後感で、素敵な夢が見れるかも・・。
4041762111旅の短篇集 春夏
原田 宗典
角川書店 2000-12

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** 春夏に続いて、秋冬も出ています。
404176212X旅の短篇集 秋冬
原田 宗典
角川書店 2001-02

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2005年10月03日

『ツェツェの旅の宝物たち』Autour des Voyages

カトリーヌ・レヴィ&シゴレーヌ・プレボアの二人からなる
ツェツェ。旅と可愛いもの好きには、おなじみのアーティスト
と言えるでしょう。写真コラージュやイラスト作品だけでなく
その独特の視点から描かれる旅日記、お土産選びのセンスも
憧れるツェツェの一冊。

今日は神保町で仕事の打ち合わせがあり、その後はお約束の
ブックハンティング。そこでもう絶版になっている この本を
格安で見つけてしまいました!ギャップ出版が倒産してから、
その在庫を安く売っているお店があったのです。だから中古本
でもなくキレイな状態で。(ヒントはすずらん通りのお店)

本書では、インド・ミャンマー・ベトナム・モロッコなど世界
各地を訪れたツェツェが、旅先で見つけたとっておきの宝物を
写真とエッセイで紹介しています。文章はすべてフランス語と
日本語併記。旅先の風景写真やイラストも収録の、色鮮やかで
小さめのかわいらしい本。二人の魔法にかかると、イタリアや
モスクワ、そして日本の印象さえもインドの色彩のように
カラフルになってしまうから不思議。そして旅したくなります。
4883571319ツェツェの旅の宝物たち
カトリーヌ・レヴィ シゴレーヌ・プレボワ
ギャップ出版 2001-07

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2005年09月25日

奈良美智『ちいさな星通信』

かつてロッキング・オン社の雑誌『H』に連載されていた
奈良美智さんの「ちいさな星通信」。本書は、それをまとめる
にあたって全て一から書き直し、箱入りのアートブックに
仕上げたもの。作品も多数収録。

奈良さんによると本書は『早すぎる自叙伝』のようなもので、
生まれた時から2004年現在に至るまでを、わかりやすく文章で
表現されています。そこには、ロック大好きな美術学生の時代や
初めてヨーロッパを放浪したこと、ドイツへの移住と留学、そして
世界各地で個展を開くまでの過程が、奈良さんの言葉で語られ
ています。あまりの面白さに、一晩で読んでしまいました。

ジャンルを「旅の本」に入れたのは、奈良さんが世界各地を
移動されながら創作活動をされていたからです。中には、取材で
訪れたアフガニスタンでの日記も含まれています。本書で特に
興味深かったのは、それぞれの土地で奈良さんが暮らしていた
部屋やアトリエ(スタジオ)が、図解されていること。あの作品
は、こんな部屋から生まれたんだと・・。

作品や文章に流れているように感じる「ロックなスピリット」が
私は大好きです。同じように奈良さんの作品に共感する人が、
今では世界中にいるのでしょう。以前、横浜美術館の個展会場で
ふらふらと一人で歩いていらした奈良さんは、気取りのない
ごく普通のお兄さんといった感じでしたが、本書を読むとその
当時の葛藤や前向きな気持ちが書かれていて、チャレンジする
勇気や真っ直ぐに生きる力を、もらえたような気がします。
4860520343ちいさな星通信
奈良 美智
ロッキング・オン 2004-03-31

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2005年09月04日

田口ランディ『旅人の心得』

タイトルと表紙の雲の写真が気になって購入した、2003年
の単行本。様々な媒体に掲載された様々なエッセイを一冊に
まとめたものですが、それぞれ「旅」というテーマが底の方に
流れているような印象。考えさせられることもあって、とても
深く面白い一冊でした。

表題作「旅の心得」は、宮古島で何も知らずに聖地に土足で
踏み込んでしまったという話。他に、屋久島・郡上八幡・広島
メキシコ・シベリア・タスマニア・ヴェトナム・カンボジアなど
へと続くランディさんの旅。どこに行って何を見たという
巷に溢れる旅行エッセイではなく、そこでランディさんが
感じたこと考えたことが、しっかりと言葉にされています。

旅先の風景写真ではなく、空の写真ばかりを載せているのも
ランディさんが見たものを語っているような気がします。
娘のモモちゃんに宛てた手紙のように書かれている「心は
与えあうもの」は、なぜ人は戦争やテロをするのか?という
難しいテーマに 暖かい言葉で答えた素晴らしい作品でした。
旅人の心得を忘れずにいるために、時々読み返さなくては・・。
4048838385旅人の心得
田口 ランディ
角川書店 2003-06

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2005年08月07日

かけがえのない風景『世界の島々』

眺めているだけで「こんなに美しい島があるんだ」と幸せな
気持ちになれる本があります。ハワイやタヒチなど有名な島
から、名前も知らない秘境の島まで。世界各地の島から99島
を大きなカラー写真で見せるビジュアル本。

巻頭には世界地図、各島のページには島の特徴と人口・面積
などのデータ付き。島へのアクセス方法まで書かれているのが
地理好き・旅好きにもたまらないところでしょう。鮮やかな写真
の数々は、ビーチを写したもの・山を写したもの・空から俯瞰
したものなど様々で、絶景と呼べるものばかり。カバーも青!

その中に自分が訪れたことのある島が載っているのも、嬉しく
数を数えてしまいました。99島のうち10島。旅行者には簡単に
たどり着けないような遠い島も載っているので、世界にまだまだ
知らない島の風景が待っているのかと思うと、夢が膨らみ・・。

なお、昨年末のスマトラ沖地震の復興支援のため、本書の
売り上げの一部はユニセフに寄付されるそうです。
4894444127世界の島々―かけがえのない風景99島
ピエ・ブックス 2005-02

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2005年07月28日

文春新書『植村直己 妻への手紙』

探検家 植村直己さんの著書を読んだのは『北極圏一万
二千キロ』が初めてで、壮絶な旅の記録を 夢中になって
読んだものでした。その後、ふと見つけた本書は植村さんが
仕事として記録したものではなく、世界各地から日本で待つ
妻・公子さん宛てに書かれた手紙の数々を収録しています。

1974年のヒマラヤからの手紙は、結婚前のもの。ヒマラヤ
でのキャンプの様子をスケッチしたものが、そのまま載せられ
ている貴重なものです。結婚後の北極圏単独犬ぞり旅では、
北極圏から様々な報告をすると共に、公子さんだけに見せる
弱音や本音もぶつけられていて、人間味に溢れています。
-40℃の世界で、旅人は何を思うのか・・。

「君のもとにはやく帰りたい」「体を大事にしてくれよ」と繰り返す
公子さんへの言葉が強く印象に残り、植村さんの旅の成功を
支えていたのは公子さんの存在であったのだと伺い知ること
ができました。本書は こうして公開される予定のない手紙
でしたが、植村さんが消息を絶って18年後 公開を決めて
くださった公子さんに感謝。最後に、公子さんによるあとがきを
読みながら、思わず泣いてしまいました。
4166602756植村直己 妻への手紙
植村 直己
文芸春秋 2002-10

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2005年06月04日

月の旅の記憶を綴る『月のオデッセイ』

月に関する本や写真集は、沢山ありますが 今日は一風
変わった月の本をご紹介します。その編者はベストセラー
『空の名前』『宙の名前』で知られる三枝克之氏。

本書は、第一夜から第三十夜までの章に分かれ、全てが
世界各地の月の神話や民話を基にしたショートストーリー。
「昔、月が○○の空を旅していた時のこと。」という一文で
始まる、月が世界を旅しているお話なのです。

幻想的なストーリーだけでも楽しめますが、さらに素晴らしい
のは世界各地の月景色50枚の写真。大自然や都市、様々な
場所で、月が光り輝いている絵画的な美しさです。月はずっと
昔から、地球のことを見つめているのですね。
4898150411月のオデッセイ
三枝 克之
リトル・モア 2001-02

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2005年06月01日

タッシェン25周年記念本『ARCHITECTURE NOW!』

宅急便で届きました〜。辞書のように重く分厚い建築本。
洋書のタッシェン社25周年記念の為、プライスダウンしたので
迷わず購入。こんなに安くて大丈夫なのでしょうか?

『NOW!』という人気シリーズの建築編で、世界の建築家40名
以上の作品を、沢山の写真で紹介しています。建築家の略歴
やポートレート、設計図なども掲載されていて、英語・独語
・仏語の3ヶ国語併記。

日本人建築家も多く、トップに登場しているのは安藤忠雄氏。
コム・デ・ギャルソンのデザイナー川久保玲さんも、ショップ
建築で紹介されていました。私は、建築の専門的な事は何も
分かりませんが、建築写真を眺めるのが好きです。建物に写る
光と影のコントラストや、空間の拡がりを見ると 頭がスッキリ
するような気がするのです。
いつか世界の有名建築をめぐる旅をしてみたいと憧れます。
3822840912Architecture Now (Taschen 25)
Philip Jodidio
Taschen 2005-04-29

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2005年04月21日

旅のヒント『海外パックツアーをVIP旅行に変える78の秘訣』

海外旅行のアドバイス本は沢山出ているので、時々目を
通しますが、「初めての海外旅行で困らないために」といった
内容が多く、あまりピンと来るものはありませんでした。

本書はタイトルにあるように、パックツアーでもちょっと
したコツを知っていれば充実したものになるという内容で、
ベテランの添乗員さんが書いています。旅行代理店や航空
会社での勤務経験のある著者なので、パックツアーの仕組みや
パンフレットの読み方、航空券・空港でのトラブル対応など
も詳しく、個人旅行にも役立つものです。

そして、添乗員さんならではの苦労話からも「VIPな旅の秘訣」
がいっぱい。世界各地での豊富な体験や目撃談は、読み物
としても楽しめました。旅行業界のウラ話を知りたい方にも、
おすすめ。
海外パックツアーをVIP旅行に変える78の秘訣
喜多川 リュウ パックツアー向上委員会
実業之日本社 2004-04


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