2009年02月05日

『書斎の達人』に学ぶ

2009年が始まり、いつのまにか2月になりましたが
本年も「旅する本棚。」をよろしくお願いいたします。

さて、本が好きな人にとって 書斎を持つということは
ひとつの夢であると思います。雑誌『男の隠れ家』で連載
されていた 著名人の書斎訪問の記事がまとまった一冊を
今日はご紹介します。

『書斎の達人』と題し、24人のインタビューと取材写真を
掲載。その24人は、職種も年齢も様々で面白い人選でした。
クリエイティブディレクターの佐藤可士和さん、ソムリエの
田崎真也さん、演出家の蜷川幸雄さんに始まり、樋口裕一さん
や東海林さだおさん、みうらじゅんさん等。

お一人あたり、4-6ページ使って 長いインタビューを行って
いるのですが その内容がまた興味深いものでした。
書斎のこだわりについて語っている方もいれば、発展して
仕事に対するこだわり、そして人生論にまで及ぶことも多く
なるほどと感心することも。

個人的に面白かったのは、俳優・三國連太郎さんの映画論、
小説家・島田雅彦さんの書斎論、絵本作家・五味太郎さんの
仕事の仕方など。書斎の本というより、インタビュー集として
も読み応えのある一冊だと思います。男性ばかりなのが
残念ですが、それは男性向けの雑誌の連載だからでしょう。

4309018483書斎の達人
宇田川 悟
河出書房新社 2008-01

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では、自分の書斎をどうしようかという方に もう一冊。
リンボウ先生こと林望さんの書斎論。書斎の概念から
書斎に必要な条件、道具など細かに軽やかに語っています。
日当りと照明のお話や、デスクの置く場所など 著者の
体験から得た知恵の数々。私も自室の参考にしています。

4334782043リンボウ先生の書斎のある暮らし―知のための空間・時間・道具 (知恵の森文庫)
林 望
光文社 2003-02

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2006年06月03日

本を飾る『帯のデザイン』

ご無沙汰しています。先月は、ものすごく本を読んでいた
のですが、どれも住宅・建築関連の実用書だったので
こちらでご紹介できませんでした。どうやら家を建て替える
ことになりそうなので、色々と勉強しています。


ところで、本の帯(おび)に関する興味深い本を見つけました。
ブックカバーやブックデザインを扱った本は多いのですが
本の帯に注目した本は、珍しいのではないでしょうか?

本書では、効果的にデザインされている「帯」をピックアップし
ジャンル別に収録。ブックカバーと合わせて開いた形で撮影した
写真と、デザイナーや編集者の一言、フォント・用紙・版型の
データを紹介。それだけでなく、6つのインタビューを収録し
村上春樹作品をデザインする新潮社装てい室や祖父江慎氏も
登場。帯デザインの制作秘話を聞くことができます。

紹介されているのは、主に2000年以降の新しい本なので
最近の帯の流行が分かります。カバーを覆うほど太いものや
写真や絵柄をとりいれたもの。はずすとイメージが変わるもの
と、逆にカバーに馴染んでいるもの・・。リリー・フランキー
さんの『東京タワー』は、装丁もご本人によるものだとか!
4894444992帯のデザイン レイアウトスタイルシリーズ 別冊
ピエ・ブックス
ピエ・ブックス 2006-01-18

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2006年05月19日

academyhills 六本木ライブラリーへ。

今月初めに、六本木ヒルズの中にある会員制の図書館へ
行ってきました。森タワーの49階 アカデミーヒルズ
の施設の一つ「六本木ライブラリー」。会員になるには
入会金と月会費が必要ですが、ワンデーメンバーとして
一日2000円で利用することができます。

天井の高い白い空間に、ゆったりとソファーが配置されて
いて、書棚から本を選び 一日中のんびりと過ごすことが
できます。窓ガラスがとても大きいので、49階から
展望台のように 東京湾まで見渡せる開放感は格別でした。
また夜の23時まで開館しているので、東京の夜景を楽しむ
ことも可能。併設のカフェカウンターでドリンクや軽食を
買い 読書をしながら休憩もできます。

         ■    ■    ■
気になる書棚は、新刊書を中心とした約1万7千冊なので
公共図書館よりは少なめ。でも、一般の図書館にないような
ビジネス書や話題の本は充実していました。いわば「本の
セレクトショップ」というところで、実際に本を購入すること
もできるそうです。

客層を見ると、20〜30代が多く 自分のノートパソコンを
持ち込んで仕事をしている人も多いようでした。静かで
居心地が良いので、落ち着いて仕事ができるのでしょう。
外部から本を持ち込んで読むのも自由なので、過ごし方は
人それぞれ。(天空でのお昼寝は贅沢ですね・・・)

何冊か手にとって、ノートに書き留めたりして 気が付けば
4時間くらい経っていました。その中からおすすめは↓
0060536101Color in Your Home (Good Ideas Series)
Marta Feduchi Jordi Sarra
Harper Design Intl 2004-02

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インテリアデザイン関連の洋書で、12の色別に住宅内の
写真をまとめ、壁・家具・リネン・雑貨など様々な配色を
紹介しています。ショールームではなく、実際に住んでいる
人のぬくもりを感じるような素敵な家の写真ばかりでした。
花のクローズアップもあったり、色のイメージが膨らむ一冊。 
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2005年11月05日

ついに完成!?我が家の書庫。

蔵書1万冊以上。待ちに待った我が家の書庫が、今週
完成しました!・・・というのはもちろん冗談ですが
家のとても近くに新しい公共図書館ができたのです。
距離にして、わずか150mの場所。徒歩でも2分。

さっそく貸し出しカードを作り、館内を見てきました。
建物自体 新築されたもので、とても明るく書棚も
ピカピカ。まだ書棚は半分も埋まっていないのですが
置いてある本は、全て新しい書籍!つまりは新刊書店
と同じような状態で、まだ誰も読んでいない本に図書館の
カバーが着いているような感じ。カビ臭い匂いもなし。
今まで税金を払ってきた甲斐があるなぁ・・・。

ざっと見た感じでは、2000年以降の新刊を中心に
揃えていて、近くの古い図書館とはだいぶラインナップが
違うようです。欲しいけれどガマンしていた書籍も結構
あり、毎月重なる出費を少しは抑えられそうです。
まだまだ足りない部分は、リクエストなどして充実させて
もらいたいと思います。(←我が家の書庫化計画)

最近の公立図書館は、インターネットで本の予約も
できるそうですね。なにしろ近いので、一度に沢山借りる
のではなく、ちょくちょく覗きに行こうと思っています。
これで都内の図書館カードが、渋谷区・杉並区・中野区
目黒区と4枚揃い、区内の図書館めぐりも愉しめます。

*** 今年出たこんな本も借りられました。
4794966652鳥はみずからの力だけでは飛べない
田口 ランディ
晶文社 2005-04

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2005年08月28日

ピエブックス『本の街 神保町古書店案内』

ビジュアル書に定評のあるピエブックスから、本の街
神保町の古書店についての本が出ています。巻頭特集
は、「ビジュアル古書店が集中する 裏神保町案内」。
数ある古書店のなかでも、アート系古書を揃え、雰囲気
の良いお店を紹介しています。店内写真を見ているだけで
いますぐ行きたくなってしまうお店ばかり。

他にも、ショップカードやブックカバーなど、オリジナル
の紙モノを集めたページや、古本用語集。第2特集では
「専門分野はおまかせ 老舗古書店」を詳しく取材。
初心者にも買いやすい均一本コーナーなども、紹介されて
いるのが嬉しいところ。各店のお宝も、覗くことができます。

巻末にある神保町MAPをコピーして、本書と照らし合わせて
お店のデータを書き込んで、自分好みの古書店地図を作って
みてはいかがでしょうか?
4894444216本の街神保町古書店案内
ピエ・ブックス 2005-03

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2005年04月23日

らくだこぶ書房『21世紀古書目録』

今日はとっても風変わりな本をご紹介します。
未来である2052年に存在する「らくだこぶ書房」から、過去50
年に出版された古書(現在から見ればまだ出版されていない本)
を集めた目録が送られてくるところから、物語は始まります。

その目録をめくってゆくと、ユニークで手の込んだ装丁の写真と
共に21冊の書籍が登場します。著者名・版元・出版年・ページ数
なども書いてあり、読んでみたいと気になる本がいっぱい・・。

最後には、この目録の秘密(オチ?)があるのですが、そこは
お楽しみに。まだ発売されていない本の目録なんて、面白い発想
ですよね。「羊典(ひつじてん)」など、まるで村上春樹さんの
長編小説に登場する図書館にありそうな奇書ばかり。
本の夢が詰まっているような気がします。
らくだこぶ書房21世紀古書目録
クラフト・エヴィング商會
筑摩書房 2000-12


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2005年04月22日

立花隆『ぼくはこんな本を読んできた』

分厚いハードカバーでは敬遠していたのですが、文庫が
出ていたので読んでみました。普通の読書記録・読書日記
のようなものかと思っていたら、充実した内容にすっかり
引き込まれ、もっと早く読めば良かったと・・。

「知の巨人」と呼ばれる立花氏の「知的好奇心のすすめ」という
講演に始まり、本の選び方・独学の方法などの読書論。
さらに面白いのは「書斎・仕事場論」で、書斎へのこだわり
と書庫新築について。おまけに秘書公募のドキュメントまで。

読書日記に紹介されている本は、興味の合うものが私には
少なかったのですが、立花氏の小・中学生時代の猛烈な読書
の記録には本当に驚かされました。妹尾河童さんによる書庫の
俯瞰図にもびっくりです。
ぼくはこんな本を読んできた―立花式読書論、読書術、書斎論
立花 隆
文芸春秋 1999-03


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2005年01月25日

『東京ブックストア&ブックカフェ案内』

大型書店から小さな本屋さんまで、東京の書店の
ガイドブックとしてはもちろん、書店員や読書家
のコメントまで充実した内容。

レイアウトにもこだわりがあり、雰囲気のある写真も
多いので、パラパラとめくるのも楽しい一冊です。
巻末には、街ごとの地図や索引も付いているので便利。
さっそく行ったことのないお店に出かけたくなります。
東京ブックストア&ブックカフェ案内
交通新聞社第1出版事業部

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