2009年07月12日

沢木耕太郎『旅する力』深夜特急ノート

文庫化を待っていたら、友人が貸してくれたハードカバー。
それは昨年発売された 『深夜特急ノート 旅する力』。
深夜特急シリーズと同じくカッサンドルの作品を用いた表紙。

帯には、「深夜特急最終便 遂に刊行」と書かれているものの
直接的に繋がる内容ではなく、沢木氏が10代の頃の旅や
ライターとして仕事を始めた頃の様子、ユーラシアの旅に
出るまでなどを改めて振り返ったエッセイ集。

旅の資金はどうしたのか、なぜ乗り合いバスの旅を選んだのか
なぜデリー発ロンドン行きを選んだのか等、深夜特急ファン
には番外編とも言えるでしょう。内容は、雑誌「コヨーテ」
の特集と重なる部分もあるようです。

ノンフィクション作家として仕事を受け、取材を始めた
頃の話が長く 沢木氏に興味がない方にはおすすめしませんが
フリーランスである私には、なかなか興味深い内容でした。

また、ユーラシア横断の旅を終えて 「深夜特急」を書き出す
までの流れや 書き終えるまで何年もかかったことの理由も
語られています。リアルタイムでは読めなかったので、
知らないことも多くありました。

「旅には適齢期というものがあるのかもしれない」と題された
章は、とても共感できるもので 沢木氏同様に20代半ばに
バックパッカー旅行をした私にも響きました。30代のいま
20代とは違ったスタイルの旅を 楽しんでいるからです。
そして、当時のような旅はもうできないとも感じています。

現在では、世界一周や長期旅行をする人も 旅行記を書く人も
珍しくはなくなりましたが やはり沢木氏の功績と影響は
計り知れません。「深夜特急」を読み直したくなりました。

4103275138旅する力―深夜特急ノート
沢木 耕太郎
新潮社 2008-11

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posted by sumibooks at 18:47| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅の本 -世界- | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月08日

BRUTUS編『BACK TO THE HOTEL』

ご無沙汰しております。
先月末には、香港・マカオに旅行してきました。
5日間歩き回り、食べ歩きと 朝から晩まで忙しく
さらにはホテルも3軒に泊まる欲張りな旅に・・。
今もまだ楽しかった旅の余韻にひたっています。

ホテル選びを悩むのも楽しいし、実際に泊まって
あれこれと感心したり部屋の写真を撮るのも好き。
ホテルとの相性が良ければ、それだけ旅の満足度も
上がります。今日はそんなホテル好きのための一冊。


以前に購入していた BRUTUSの特別編集号で
『BACK TO THE HOTEL』という一冊があります。
6年弱に渡ってBRUTUSに連載されていた、世界
各国のホテル案内。ホテルジャーナリスト・せきね
きょうこさんが実際に滞在し執筆しています。

登場するのは、世界35か国の100軒のホテル。
ラグジュアリーなホテルから、プチホテル。日本の
温泉旅館まで。利用しやすい都市のホテルチェーンも
多く載っているので、ホテル選びの参考にも。
私が泊まったのは、まだ4/100軒でした。

ひとつのホテルにつき見開きで、片面が文章と
片面が大きなカラー写真。著者の宿泊体験も交え
ホテル側の対応にも目を光らせた取材文は、ホテル
好きならきっと楽しめるはず。


先日宿泊した フォーシーズンズホテル香港が
載っていたので 久しぶりに読み返しています。
これから後どれだけ素敵なホテルに出会えるだろう
と夢が膨らむ永久保存版。2007年春発行。

4838785127Brutus特別編集 極楽ホテル案内100「BACK TO THE HOTEL」 (マガジンハウスムック BRUTUS)
マガジンハウス編
マガジンハウス 2007-03-22

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posted by sumibooks at 17:36| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑誌・ムック 2007 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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